今月の魚 2009年3~4月

産地表示  島根県産? 鳥取県産?

山陰沿岸とは、鳥取県、島根県、山口県の3県があります。海の境界はどのように線引きしているのでしょうか。
島根県沿岸で大きな漁港と言えば「境港」「浜田港」があります。

※Mapple地図 ちず丸より


「境港」は島根県と鳥取県の字のごおとく境にあります。境港に上がった魚は鳥取県産それとも島根県産?
実際、境港に水揚げされる魚の半分以上は島根県の船によります。弊社では境港から入る魚はすべて「鳥取県」と原産地に表示しています。これは寄港地による判断です
下の地図を見てもわかるように、境港は境水道をはさみ美保関(島根県)と目と鼻の先です。漁をする海はどちらの沖が多いのでしょうか。
水産庁境港漁業調整事務所、資源計画監理官の上田 勝彦さんによれば、「境の魚は」はどこの魚か、ということです。
地図を見ますと県境は境水道の真ん中に点々と記されているが、まき網で捕れるアジ、サバ、イワシや、大型二艘底引き網によるキダイやウマズラハギ、アカガレイやノドグロなど、最近ではベニスワイガニも境港に水揚げされる主要な魚の半分以上は島根県の船によるものであって、そいいう意味では境は島根県であるといえなくもない。魚文化をたどっても、鳥取の一艘引き網で捕れるズワイやハタハタ、ドロエビなどの歴史は浅く、島根からの恩恵が大きいであろう。
一方、行政区分にすれば境は明らかに鳥取県であり、たとえば我々が境港からベニガニの魅力を広める活動などを展開するとき、お世話いただくのは鳥取県の予算であって、島根県からはいただけないのである。
今や魚は、パンフレットやポスターなどのPRを越えて、トークして、作って見せて、食べて納得してもらう、地元に根ざした実演販売型時代に突入しつつあり、そういう意味では先鞭つけた早い者勝ち。両県ともそのへんを感じているのか、境のはウチの魚だ、とする声が双方とも高いのだが、ところが困るのは現場の担当者であるり、混乱するのは消費者。
これは無駄ですねえ。こんな線引き意識はいらない。」と日本海新聞「境港 サカナ道」の1月9日に掲載されていました。
最近、原料原産地表示は偽装問題もあり厳しい現状ですが境港に上がる魚は「山陰境港産」でいいのではないでしょうか。

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